ネイティブならば安心！は本当？

ネイティブなら安心？

英会話教室を選ぶ際、ネイティブの先生か、ネイティブ以外の外国人か、日本人の先生か、悩まれる方も多いと思います。
一般的にはネイティヴの先生のレッスンの方が高料金のため、ネイティヴの先生の方がいい！と思われる方も多いと思います。たしかにネイティブの先生にはきれいな発音や、英語圏の国で育ったという背景に大きな信頼を寄せる方が多いと思います。
でも、『ネイティブなら安心でしょう！』という方には『ちょっと待った！』とお伝えしたいです。

ネイティブ＝優れた講師というわけではない

言わずもがなネイティブ本来の意味は『その土地にもともと住んでいた人』ですが、イコール教え方に長けているというわけではありません。日本人ならば誰でも上手に日本語を教えられるか、と言われればそうでないのと同じです。また、英会話教室で英語講師になるためにはこれと言った資格も条件もないのが現状です。教職を本業としている人もいれば、副業としている人もいます。副業にすることが悪いわけではありませんが、熱心に教えてくれる先生もいれば、生徒の上達は構わず適当な仕事をする人もいます。（ほとんど悪口になってしまいますが、結構います！）私は、『ネイティブ』という言葉が価値を持って独り歩きしてしまった結果のように感じています。

とりあえずネイティブ、はやめましょう！

当スクールの代表もたびたび口にしますが、『日本には先生と呼ぶレベルに満たないネイティブ講師がいる』のが現状です。知識や経験が備わった先生や、わかりやすい教え方を研究したり、勉強を続けている先生もいれば、腰掛けで講師をしている先生もいます。全てひっくるめて『ネイティブ』です。当然一部のネイティブよりも専門知識があり資質のある、非ネイティブの先生や日本人の先生もいます。さらには発音もネイティブと遜色ない先生もいるので、一概に『ネイティブならば優れている』とは言えません。
もしお近くに、安心して任せられるネィティブの先生がいるのなら最高だと思います。でもそうでないなら、ネィティブということばかりにこだわらず、教え方がわかりやすいか、熱心に教えてくれるかなどもよく検討したうえで教室を探してくれたらと思います。

英語は長い年月をかけて身に着けるものです。それ故に一度始めると疑問を持っても教室を乗り換えるタイミングを逃してズルズルと何年も...結局ほとんどなにも身についていなかった、というケースも少なくありません。当スクールにもそうしたご相談をたくさんいただきます。
せっかく通わせるのならば、妥協はせずによく考えてスクール選びをしてください。